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2009.01.15. タイムスリップ松並木と大蘇鉄

2009.01.15.

東海道五十三次 二十日目 小田渕〜御油〜赤坂

今日は、昨日の続きで、小田渕から歩き始めました。

大橋屋の朝食は、一番早くても7時半。

寒かったので、温かい味噌汁と、温かい玉子豆腐に温かい甘味噌かけが美味しかった。

おかみさんに見送られて、8時過ぎに出ました。

朝の白い月が山の上に見えました。

名電赤坂駅は、名古屋方面行きと豊橋方面行きに別れていて、豊橋方面に行くには、踏切を渡らねばなりません。

名電赤坂から小田渕は220円。名電赤坂駅8:22発に乗り、小田渕着は8:30。

駅にはトイレがなかったので、稲荷神社後ろの公園のトイレでコンタクトレンズを入れました。

昨日の夕方歩いてきた旧東海道に戻って、続きを歩き始めました。

川を二つ渡り、その先、モノレール?と思う、高い位置の橋のようなもので東海道は分断され、右側の少し離れた国道まで迂回して歩行者用信号を渡って、また旧東海道に戻ります。

モノレール?と思った橋のようなものは道路(国道を越える立体交差道)を建設中のようでした。

暫く進むと、さっき右を走っていた国道にぶつかります。信号待ちして国道を渡り、地図では斜め左に道が進んでいるのですが、斜めの道は存在しないので、畑の中の農道をとりあえずまっすぐ進み、ひとつめを左に折れてみました。その先で、国道から右へ折れてくる車の流れから道の関係を推測すると、今の私の道の選び方は合っていたようです。

冬枯れた畑のずっと向こうを名電(名鉄豊川線)が走っていたのに、いつの間にか線路が近づいてきて、踏切を渡りました。

踏切を渡ってすぐに左に折れるのですが、ガイド本の地図の旧東海道を示す赤線がその先、破線になってしまいます。昔の道は失われ、農道を適宜辿るしかないのだそうで…

右に森が迫ってきた辺りで、トイレに行きたくてたまらなくなりました。こういう田園地帯には、公園はないので、戸外のトイレは望めません。森の薮にうまい具合の隠れ場所がないかチラチラ探しながら行きましたが、ここは!と思った場所に大きい石があったのに気づき、ひょっとして昔の誰かの墓の可能性がある。としたら、そんな場所に入り込んだ上に、汚す(けがす)ような行為に及んだら、祟られそうで(学生時代、お地蔵様の脇で立ち〇〇〇した男子の大事な所が腫れたことがあるのです)、ここでの不謹慎は避けることにしました。

地図の線は破線なので、適当に左折した所にあった踏切を渡り、トイレに行きたい、ヤバい、と思いながら歩いていると再び国道に突き当たり、IHOという会社の横のしらとり地下道を通って国道を渡り、その先の道が旧東海道と信じて先に進んだのですが、これは間違いでした。

進んでいくと学校が右にあり、川に出てしまい、これは地図で確かめると明らかにおかしい。地図で見当をつけて、右折して川沿いを行き、次の橋のところを右折して、多分これが旧東海道ではないかと思われる道をあえて突っ切って、国道に出て、旧東海道は国道からこちら側に渡った左横に交番があるので、交番を求めながら、国道を戻りました。

交番を見付け、国道から斜め左に入る旧東海道に戻れました。交番があるその交差点名は、「国府町藪下」です。破線の道の後なのだから、そういう情報をガイド本に書いておいてほしいものだなあ。

国府町秋葉山常夜灯が説明板とともに右側にあり、その少し先に薬師堂。小さな境内で、一見トイレなどなさそうでしたが、右後ろに公会堂があったので、ひょっとしてトイレを借りられるかも、と奥まで行ってみると、公会堂の左前、薬師堂の裏に狭くて分かりにくいけれどトイレがあったので、ありがたく使わせていただきました。

30分ぐらいトイレを求めていて、もう絶対ヤバい、という時に巡り会えたので、これは元日に日向薬師に初詣したので、同じ薬師如来のご縁で助けられたのだろうと(この話をすると、何教だよ!と突っ込まれますが、私は天地神明、聖なるものは繋がっている宇宙の真理と思っています)
お礼に5円賽銭しました。初詣の梯子はいけない、と聞いていたので、1月中は日向薬師以来、訪れても手を合わせたり賽銭したりはしていなかったのですが、縁結びの日向薬師に御縁に因んで5円お賽銭したので、今日のトイレとの出会いで、5円の効果は切れたろうと思い、お礼に5円入れました。

10数分歩くと、大社神社という石垣が立派な神社があり、ちょうど保育園のお散歩の一団と出会いました。泣いてしまった子を保育士さんがだっこして、神社の境内に連れていっていました。

10時少し前に、御油(ごゆ)一里塚跡。日本橋から76番目の一里塚だそうで、順調なら、私は一里塚跡の写真を今までに76枚撮ったはずだけれど、見逃したり分からなかったりも結構あったし、一里塚跡の案内がいっぱい出ていて、一ヶ所に何枚も費やした一里塚跡もありました。

その先に、姫街道の分岐がありました。見付宿で別れて以来(新居関所を回避する道)、久々の再会です。

また数分後に、旧御油橋を渡りました。

ここから御油宿だそうです。

5分ほど行くと、ベルツ夫人所縁の地の案内板。ベルツ博士は明治初期、日本の内科医学発展に多大の功績を残したドイツ人。妻の花(はな)の実家が御油にあったそうです。

ベルツ夫人所縁の地の案内の斜め先に高札場跡。高札場跡の後ろの方に幼稚園が見えました。高札場跡の角を右に折れると郵便局の前に出て、旧東海道はここを左折するのですが、左折せずにまっすぐ行くと御油松並木資料館があるとのことで、入っていってみると、右に公民館があり、公民館に沿って右に曲がり、さらに右に曲がったところに御油松並木資料館がありました。

入り口脇に太い松の幹の一部が展示されていました。樹齢280年の切り株。慶長9(604)年に家康が東海道に松を植えた最初のものだそうです。松の木肌の亀甲型が、三河黒松の特徴だそうです。

資料館の中は無料で見学できます。入り口で記帳して入っていくと、先客が4名。私より5〜10歳上かな、と思いました。みんな熱心に東海道関連の展示を見ていましたが、私は東海道関連の展示は今までにたくさん見てきたので、適当に見て回りました。先を急ぎたい気持ちもあったし。

松並木資料館を出て、来た道を戻らずに、前方に見えている橋を目指すと、さっき渡った旧御油橋と並行してかかっている御油橋に出て、橋を渡らずに右に曲がると、さっきの郵便局に出て、旧東海道に戻ります。

10:21 本陣跡。

そしてその先、いよいよ憧れていた、御油の松並木。

とにかく素晴らしい松並木です。

ガイド本に載っていた写真の松並木とはイメージが違うのは、幸か不幸か舗装をやり直す工事中で、アスファルトがはがされ、砂利道になっていたこと。今なら暴れん坊将軍や、水戸黄門のロケ、録り放題!さらに工事車以外は通行止めなので、ひとりの世界を満喫。

しかし、問題点もありまして、埃っぽいこと、赤いカラーコーンや、場所によってはトラックやショベルカーもいるので、写真を撮るのに少しでも東海道らしい写真を撮ろうと苦心しました。

松並木を通り抜けるのに、6分ぐらいかかりました。

その数分後には赤坂宿の見附(これが本当の赤坂見附!)に着いたので、御油と赤坂はくっついているような印象を受けました。距離も短いのですが、多くの人が御油と赤坂をワンセットで話す理由が分かりました。

見附からまた数分後に、関川神社。芭蕉の句碑がありました。大橋屋にあった句です。

「夏の月御油より出て赤坂や 芭蕉」

そこからまた5、6分で、高札場(レプリカ)のある公園。ここは名電赤坂駅から来た道が旧東海道と合流する、赤坂紅里交差点の脇の公園です。

右側に、曲げ物と民芸品の尾崎屋、左奥に浄泉寺。

浄泉寺境内には、赤坂薬師、百観音、広重が描いた大蘇鉄がありました。

浄泉寺を出てきたところが、夕べの宿、大橋屋旅館。

少し先にお休み処があり、「よらまいかん」と書いてありました。

中に入ると、椅子とテーブルと自動販売機と洗面所と…でもトイレがない。壁に手作りの行灯がいくつかかけられ、屋号とあけびなどの絵が描いてありました。

外は整地された広場で、年輩の方たちがゲートボールをしていました。

また数分先に陣屋跡(代官所跡)。

11:03に杉森八幡宮。夫婦楠が立派でした。

今日はそろそろ時間切れ。ここで引き返して今日は帰ります。

戻って、尾崎屋で土産を買いました。娘たちに風車。自分には桜材の箸(咳、アレルギー防止の効果があるそうです)と耳掻き。

さっきからトイレに行きたかったのですが、駅へ向かっていくと国道があり、国道を左に行ったところにコンビニがあったので、トイレを借りて、おにぎりとお茶を買いました。

そうそう、赤坂は家康の出身地の岡崎に近く、赤坂宿は家康のお膝元として栄え、各大名も、赤坂宿で泊まるのを遠慮したとか。

家康は、赤坂という地名を江戸にもっていったそうです。

現在の東京の、あの赤坂は、実はこの赤坂宿からとったのだそうです。

名電赤坂11:42発。

帰りは普通電車を乗り継いで帰りました。5時間半の電車旅でした。

本日の総歩数、20,306歩。歩いた距離14.6km。時速5.13km。

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