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強い風の中をゆく〜染め飯、酒小饅頭、とろろそば〜越すに越されぬ大井川

2008.11.05. 晴れ

東海道五十三次歩き十二日目 八幡〜藤枝〜島田〜金谷

朝5時半過ぎに出掛けて、静岡で乗り換えて藤枝へ。

藤枝では喜久屋という弁当屋で名物、瀬戸の染飯(そめいい)を買いました。強飯をクチナシの実で染めた旅の携行食で、疲れた体を元気にする作用があるそうです。

本でもオススメになっていたし、長男も是非買うべきだ。朝の内に電話予約しておくとよい、と言っていました。私は朝の内に買いに行くから電話はしなかったけれど、普通のパックだったので、江戸時代から使われている版木で刷った紙でくるんでもらいたかったら予約すべきなんだろうな。きっと。

また藤枝に戻り、前回見たサッカー犬人形をまた見ました。

9:31のバスに乗り、前回の終点の近く、「従是東巌村領」の木の柱の真ん前のバス停で降りたのが9:51。

この前と同じく歩道橋を渡り、左側の旧道へ。この辺は鬼島という地名なんですね。

葉梨川を渡り、道は二つに分かれていますが、右側の川沿いの道を行きます。

15分ほどで大クスのある須賀神社。

その先で「東海道まわり道」の看板に従って右側に行くと、すぐに史蹟鐙ヶ渕と観音堂があり、観音堂には首をかしげている地蔵がいました。

この辺りは新しく道が作られ始め、旧東海道が分かりづらくなっています。

国道に対して斜めに突っ込む形の旧東海道は、松の木が少しはあって、ここがそうなんだ、と分かりやすいのに、工事のせいで以前のように斜めに国道を突っ切れず、まず国道を向こう側に渡り、左に折れて、少しして、右に入ると静かな道。

領主番所跡の柱を見て、もう少し行った右手に成田山新護寺。昔、宗尊親王が将軍となって鎌倉に行く途中、乗っていた車の左輪が壊れ、修理している間、親王が休息していた所が成田山になり、壊れた左輪を埋めた場所に左車神社が建てられました。

成田山の境内にはベンチがたくさんあったので、染飯を食べました。これは美味いや。10時40分頃です。

ボケ除け像の頭とカボチャを撫でてボケ防止を祈念した後、トイレも借りました。

少し歩いていくと、白子という地名となった由来書がありました。徳川家康を助けた小川孫三(三重県鈴鹿市白子の出身)が住むようになったからで、その小川孫三の子孫でしょうか、小川眼科の入り口近くに由来記碑があります。

その先、蓮生寺には県指定銘木のイブキがありました。

蓮生寺の裏手に蓮華寺池公園があるとのことで池を探しに行きましたが、山の上からぐるりと遠回りしてしまいました。

おかげでズボンの裾にたくさんの細かい草の実がくっついていて、取ろうとしたらひどくネバネバしていて、1回手を洗ったぐらいでは取れない…

蓮華寺池には足漕ぎボートもあり、対面の山の斜面には巨大なローラー滑り台が見えました。

若一王子(にゃくいちおうじ)神社を見て、旧東海道に戻り、西へ。

その先の町内は、店の名前を屋号風に板に書いて掛けてあり、例えば自転車やは「ちゃりんこみせ」。

西木戸に当たるところの正定寺境内の本願の松の素晴らしさに、写真を何枚も撮ってしまいました。境内には他に、ぎっしり隙間なく並べられた石仏群が目を引きました。

12時過ぎに瀬戸川の勝草橋を渡り、渡ったすぐの右手に一里塚。

このあたりから松が点在し始めます。

国道1号を突っ切ったあたりから商店街は終わり、郊外風景。

24時間営業の西友に立ち寄り、トイレを借り、中に清水銀行が入っているのでお金をおろし、甘いものが飲みたくて探したけれど結局オロナミンCを買って飲みました。

その先の風景は、松並木と刈り取られた田んぼと…なぜ青々した田んぼがたくさんあるのか…どうやら、一旦刈り取った株から、青い芽が出てきて伸びているらしい…

左に田中藩領傍示石蹟、六地蔵があり、またその先に古東海道との分岐(追分)がありました。

靴用ロッカーみたいなたまごの…自販機というよりは吊るし売りに近いものがありました。志太のうみたてたまご赤玉の小玉が10個で300円。うみたてじゃなければ200円でした。

東海道線が近くを走るようになりました。

13時過ぎに瀬戸の染飯茶屋跡。

すぐ横に千貫堤。大井川が度々氾濫するので一千貫の労銀をなげうって大工事したことからこの名がついたそうです。

そのすぐ先に酒屋があり、裏の大きな蔵には喜久酔と書かれていました。普通の街道沿いの家風で店らしくないのですが、すぐに酒屋とわかるのは、酒樽がビラミッド型に積んであるのと、酒屋のマークの杉玉がぶら下がっています。今まで見たことのある杉玉は年期が入って渋い茶色をしていますが、ここの杉玉は緑色。作りたてなのかなあ。

栃山川を渡り、左側に上青島の一里塚。

島田市に突入したのは13:38。

暫くは国道1号を歩きましたが、六合駅の近くで旧街道は右に入り、その辺りは阿知ヶ谷。

かなり疲れてきて、休憩したいなあ、と思っていたら和菓子屋があり、ショーウィンドウを覗こうとしたら自動ドアが開いてしまいました。中に入って、島田名物の酒小饅頭はバラ売りしてもらえるか聞いてみたら、3個で105円だそうで、お茶も入れてくれたので、畳敷きのベンチに座ってしばし休憩。酒小饅頭は美味しかった。疲れが癒されて元気が出ました。

右側に島田一里塚、14時半。その先の左に刀匠の碑。一緒に問屋場跡。

一旦島田駅まで行ったのが14時46分。

昔の旅籠だったやぶやがどじょうなどの料理屋をしているというので見に行きましたが、店が開くのは17時でまだまだなので、お3時に食事できるところを探して歩き、よし田という蕎麦屋に入ったのが15時少し前。

とろろせいろ700円を食べました。待ち時間に今夜の宿を考えました。

日坂までは上り坂ばかりで、行っても泊まるところがなさそうなので金谷に泊まることにして、百楽園に予約を入れました。

大井神社は鳥居改修工事のため正面参道からは入れず、脇から入りました。

島田の大井神社の帯祭りは3年に1回しかやらないので、昔、静岡に越してきたばかりの頃に見に来たことがあります。

境内には石の太鼓橋、帯塚、島田祭り大奴の像などがありました。

大善寺では梵鐘を見て、先を急ぎ、大井川の川越遺跡の町並みへ。

博物館は定休日でしたが、番宿、川会所などを見ました。川会所の庭には、芭蕉の句碑「馬方はしらじ時雨の大井川」

番宿には、川越人足の人形や、島田にしかない、人足用の権三わらじが展示されていました。

朝顔の松を見て、大井川川原に入ったのが16時20分過ぎ。日はもう今すぐにでも山の端に隠れそうでした。

江戸時代はこのまま川を越えたのですが(川越人足に輿や梯子や肩車などで渡してもらった)、今は北に行って大井川橋を渡ります。

川原のジョギングロードをそのまま進みました。金谷の方からSLの音が聞こえてきました。

大井川橋の手前で、右上を走る堤防道に上れるようになっていて、いよいよ大井川橋を渡ります。

学校帰りの高校生がビュンビュン自転車で通り、今日も私は高所恐怖症。下を(川を)見ずに、進行方向、終点を見ていくと怖くない。

橋の渡り始め16:33、渡り終わり16:48。15分かかりました。

金谷側にも川越え番宿街は昔は当然あり、絵看板で説明されていました。

茜雲と三日月を見ながら進みました。

大井川鉄道の踏切が閉まったので、SLを期待しましたが、普通の車両でした。

踏切からは、新金谷駅が見えました。

薄暗くなってきた道を金谷駅へと向かいます。

暗くなってきても、佐藤本陣跡、柏屋本陣跡、一里塚はちゃんと見つけました。

金谷駅前着17:21。

百楽園までは山道で最初真っ暗。携帯電話の懐中電灯機能を使おうとしても、普段あまり使わないし暗くて脇のスイッチが見えなくて、フォト機能やら、簡易メモやら、違うところを押してしまったり、マイクロSDカードの蓋を開けてしまい、こんな真っ暗なところでSDカード(それもチビ)をなくしたら大変!と焦りましたが、なんとか懐中電灯機能を使えて、無事山登り。これからは懐中電灯も必要だね。暗くなるのが早いから。

たどり着いても入り口がわからずウロウロ。

やっと着いたのが17時43分。

部屋からは夜景がきれい(金谷の町は暗いからチョボチョボだけど、それでもきれい)でした。

先に風呂に入りましたが、一緒になった若い女の子、学生さん?が座る台を取ってくれたり、シャンプー、リンス、ボディーシャンプーも貸してくれました。

夕食は、値段が安いのに豪華。

つぶ貝、枝豆、肉団子

鮎塩焼き、何かのぬた、牡蠣の貝殻グラタン、笹巻きの物は食後に回して…

刺身は、マグロ赤身、トロ、鮭

天ぷらは、アスパラガス、椎茸、海老、茄子、さつま芋

鍋は、鶏、鱈、筍、舞茸、白菜、昆布

きんぴらごぼう、しば漬け

それにビールを頼んだら、サッポロ大瓶が来ました。

ご飯、味噌汁

ご飯が美味い!金谷駅に「お米の郷」って書いてあったもんね。

食後に回した笹巻きのお菓子は、全体が卵形で黄色っぽく、周りが葛で、中に卵のクリームのような柔らかく甘く滑らかな物が入っていて、とても美味しかった。

お茶も、茎茶で美味しい。

夜、筋肉痛が出てきました。今日の歩きの筋肉痛というよりは、前日にロックソーランの、かなり足腰を使う練習をしたので…。明日、大丈夫かなあ?

今夜の宿賃は、一泊夕食付き、サッポロ大瓶も入れて7,508円でした。

本日の歩数は39,439歩、距離は28kmでした。

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